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京都では節分は大晦日?美味しいものもいっぱい頂けます!
未だに旧暦の行事が多い京都。
旧暦では立春の頃が一年の始まりとされていました。
節分は、立春の前の日になるので「大晦日」のようなものですね。
節分では、「吉田神社」や「壬生寺」に行く人が多いです。
私の家では、吉田神社にお参りしていました。
吉田神社にはたくさんの神社がありますが「菓祖神社」というお菓子の神様もあります。
だからかどかはわかりませんが、ちょこちょことお菓子をいただけます。
昔から、「熊野神社」にお参りして境内の休憩所で「聖護院八ツ橋」のお菓子とお茶をいただきます。
その後、「吉田神社」に行って古い御札をお返ししつつ、お菓子をいただきつつ…というのが定番でした。
随分前になりますが、吉田神社と京都市が揉めて「御焚上」がなくなったことがありました。
その時に、「どこか御焚上をしてる所はないかな?」と思っていきついたのが「聖護院門跡」です。
聖護院門跡とは
聖護院門跡は、その名の通り「聖護院」にあります。
「門跡」という名のとおり、天皇家と深い関わりがあります。
一時期、天皇のお住まい「御所」の役割を果たしたこともありました。
ここは修験僧の総本山となっています。開山は増誉だそうです。
普段、聖護院門跡を拝観するには予約が必要になりますが、節分の期間は特別に門が開かれます。
2月2日、3日には無料で公開されます。
この日のみ本尊不動明王の御開帳があります。
内部の写真撮影はできませんが、中を丁寧に案内していただけます。
時々、鬼の格好をされた方が説明をしてくださることも!
山伏には「法螺(ほら)」ですが、法螺を吹く体験もできます!
おろうそくを供えると
「ろうそく一丁」と掛け声?がかかります。
聖護院では、無料拝観と有料拝観の2種類があります。
無料拝観
山門内塀重門を開放し、宸殿前の庭を通り本堂をお参りできる。
ただし、法要等の関係で閉門している場合もある。
9:30~16:30(9月~3月)
9:30~17:00(4月~8月)
有料拝観
秋の期間に予約不要の特別公開があります。
聖護院門跡の節分行事「鬼やらい」とは
ここ「聖護院門跡」では、山伏による追儺式(ついなしき)が宸殿で行われます。
年男福女が3匹の鬼(赤、緑、黄)を退散すべく、厄除招福の豆まきをします。
それでも暴れる鬼を山伏の法力で弱らせ、鬼たちは改心するということです。
そして年男福女と一緒に鬼が豆まきをするという…ちょっと変わった豆まきですね。
修験道の開祖役行者が鬼を従えた伝説になぞられた形の豆まきだそうです。
その後、約100人の山伏によって厄除祈願の護摩供養が行われます。
13:00 追儺式、豆まき
15:00 厄除け祈願、採燈大護摩供
18:30 古札焼き
3日は、聖護院門跡で甘酒の無料接待があります。
近くにある「西尾」では、おぜんざいやきなこ餅の接待があるので是非行ってみてください。