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京都の秋はお焚き上げがいっぱい
永延2(988)年に藤原為光公が創建したが消失した法住寺。
永暦元(1160)年、後白河上皇が印の御所を定められたことに始まる天台宗の寺院だそうです。
三十三間堂のお向かいにありますが、はじめて行きました。
毎年11月15日に開催される身代不動会では、信者らが奉納した護摩木数万本を焚きあげて厄除け祈願、諸願成就を祈る採燈大護摩供が厳修されます。
迫力満点の採燈大護摩供
篠笛、琴による邦楽演奏や詠歌の奉納の後、法住寺北側にある後白河天皇の陵に、住職、稚児、天狗、鬼、信者達が行列をなして参拝し、その後、山内不動堂前で山伏問答のあと護摩に点火します。
燃え上がる炎の周囲を天狗と赤・青・黒鬼達が、松明、剣、まさかり、小槌などを振り回しながら1周し、厄除祈願と諸願成就を祈ります。
赤鬼・青鬼・黒鬼は、貪り(むさぼり)・瞋り(いかり)・愚痴の三毒を表すそうです。
黒鬼って珍しいですよね…
護摩木は1本200円です。
護摩木を3本以上購入すると、おうどんとおぜんざいの引換券がいただけます。
護摩木には、願いごと、名前、年齢を書きます。
海外の方が結構多く、おひとりで3本購入され1本ずつに「願いごと」「名前」「年齢」を書かれているかたもいらっしゃいました。
山伏の方が、東西南北と鬼門(北東)に矢を放ちます。
天狗から「笹酒長寿湯」をいただけます
大護摩の後、天狗さんから笹酒長寿湯をいただけます。
湯とありますがお酒です。
採燈大護摩供(さいとうおおごまく)
12:00 中堂寺六齋念仏踊り
13:00 篠笛、琴、御詠歌奉納
13:30 後白河天皇陵参拝 山伏問答、鬼法楽、稚児行列
14:00 採燈大護摩供(大護摩の後、天狗加持による笹酒長寿湯のお供養
11:00~14:00 おうどん、おぜんざいのお供養(数に限りがあります)
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法住寺(ほうじゅうじ)
京都市東山区三十三間堂廻り町655
観覧自由