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祇園祭の後祭がついに復活!
平成26(2014)年から後祭が復活しましたね。
祇園祭の巡行が2回に別れたわけではなく、親世代曰く「元に戻った」そうです。
昭和40(1965)年まで7月24日に巡行を行っていた後祭ですが、大船鉾の再建に合わせて復活させる気運が高まり、150年ぶりの大船鉾の巡行参加と同時に後祭の復活が決定したそうです。
昭和41(1966)年に前祭と後祭が合同されると、後祭巡行は前祭巡行の後に続く形となったそうです。
なんだか、ちょっとかわいそうですね…
後祭の巡行日だった24日には「花傘巡行」が創設されました。
巡行ルートは、かつての後祭が三条烏丸を出発し、三条寺町から寺町通を通って四条寺町へ、そこから四条通を通って四条烏丸で解散するという時計回りのものだったので、それに倣って前祭とは逆のルートになったそうです。
後祭の南北にたてられる山は北上するので、北に向かって山を建てます。
花傘巡行のルートも変更され、八坂神社からを10:00に出発し寺町四条へ、そこから寺町通りを北上し寺町御池を通り、河原町御池から河原町通を南下して八坂神社に12:00に戻るというようになりました。
寺町御池から四条河原町までは後祭巡行の直後を行くことになりました。
後祭が復活したのは何故?
この後祭の復活ですが、祇園祭を本来の姿に戻すという意図だけではなかったようです。
山鉾の復活が進んで33基になった山鉾巡行は、最後の鉾が解散地点に到着するのが13:30頃になり交通規制が長時間になったこと、また先頭から最後までの山鉾巡行を全部見るには時間がかかりすぎ、後半になると有料観覧席に空席が目立つようになってきたというのもあるようです。
確かに、京都にこの蒸し暑い時期に何時間も同じ場所で座っているのも大変だし、「全部見なくてもいいか…」と思われて席を立たれる方も多かったのでしょう。
それを思うと後祭巡行の方たちはやっぱりかわいそうですね…
それと、宵山期間の人出の多さを解消する目的もあったようです。
が…前祭の人出はそれほど緩和された感じはありませんね…
昔は、鉾町は通行止めにはなっていましたが、人の行き来を一方通行にするほどの人出ではなかったように思います。
どんどん人が増えていき、お店も増えていき…
宵々々山の露店、歩行者天国を中止したそうですが、結局、宵々山と宵山に人出が集中するという結果になったようです。
前祭と後祭の私的な印象ですが、前祭は若者向け、後祭は大人向けで落ち着いている気がします。
人出も少ないですし、屏風祭の風情もあって私は後祭の方が好きです。
スタンプラリーで後祭の「手拭い」をゲットしよう!
私の後祭の楽しみはスタンプラリーです!
先着順で後祭の「手拭い」がいただます。
宵々々山にスタンプ用の台紙がいただけますが、夕方にはその台紙もなくなってしまっていることも多いと思います。
いつもお昼休みにスタンプを集めていますが、なぜか15:00頃からしかスタンプを押してくれないところもあります…
なので夕方にまた歩き回ることになりますが…
この手拭いですが、販売もされているのでスタンプを集めなくても手にはいります。
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山鉾とご利益一覧
北観音山(きたかんのんやま):厄除け
南観音山(みなみかんのんやま):厄除け
大船鉾(おおふねほこ):安全、勝運
橋弁慶山(はしべんけいやま):心体健康
役行者山(えんのぎょうじゃやま):厄除け、安産、交通安全、肩こり
鯉山(こいやま):開運、家内安全、立身出世
八幡山(はちまんやま):子供の健康祈願、夜なき封じ
鈴鹿山(すずかやま):雷除け、安産
黒主山(くろぬしやま):盗難除け
浄妙山(じょうみょうやま):勝運
祇園祭・後祭の日程
7月18日~21日 鉾立て
この日から前祭の山鉾10基の組み立てが各鉾町で始まります。
鉾立て(ほこたて)
7月18日:大船鉾
7月19日:北観音山、南観音山、鯉山
7月20日:浄妙山、黒主山、役行者山、鈴鹿山、八幡山
7月21日:橋弁慶山
後祭山鉾巡行(あとまつりやまほこじゅんこう)
7月24日 9:30 烏丸御池を出発し河原町通を巡回して四条烏丸から各山鉾町に戻ります。
9:00烏丸御池(御池通)→10:00河原町御池(河原町通)→四条河原町(四条通)→11:20四条烏丸
京都市役所前は有料観覧席になっています。
辻回しをご覧になりたい方は、四つ角なので河原町御池、四条河原町ですね。
この時期の京都はありえない蒸し暑さです!!!
熱中症対策は絶対におこたらないでください。
それと当日は朝から通行止めの場所があります。
前祭ほど混んでいないと思いますが注意は必要です。
「鉾」は新町四条の「大船鉾」のみで、「山」は烏丸通の西側の一体に集中しています。
ですので、出発地点の烏丸御池までの移動を見学するのがおすすめです!