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「京都市考古学資料館」は焼き物好きにおすすめの場所です
今出川通にある「京都市考古資料館」
前を通りかかるたびに素敵な建物で気になっていました。
けれども考古学に全く興味のない私は入る機会がありませんでした。
夏頃に見つけた「お公家さんのうつわ 京都御苑出土の古伊万里を中心に」というチラシ。
期間は平成30年7月14日~11月25日
焼き物が大好きな私は、いつか行こうと思っていたら11月になってしまいました。
ちょうど北の方へ行く機会があったので、帰りに寄ってみました。
「お公家さんのうつわ」は古伊万里中心の展示です
平成30年度 京都市考古資料館前期特別展示
お公家さんのうつわ 京都御苑出土の古伊万里を中心に
京都市有形文化財「公家町遺跡(安禅寺杉之坊)出土品」「公家町遺跡跡(櫛笥毛)出土品」
これらを「公家町の成り立ちと変遷」「お公家さんのうつわ」「京都の古伊万里」のテーマに沿って展示されています。
1階が特別展示コーナーになっています。
入館無料なので、ぶらぶらっと見て帰ろうかと思っていたところ、こちらの係の方がいろいろと案内してくださいました。
平成29年度の京都市有形文化財に「公家町遺跡(安禅寺杉之坊)出土品」と「公家町遺跡跡(櫛笥毛)出土品」が指定されたそうです。
これらは、京都迎賓館の建設工事に先立って実施された発掘調査で出土したものの一部だそうです。
発掘調査では、江戸時代の公家町の遺構が良好な状態でみつかったそうです。
今回、有形文化財に指定されたのは、公家町遺跡出土遺物群のうちの「安禅寺杉之坊の穴蔵」と「櫛笥家の土坑」から出土したものだそうです。
穴蔵から出土した器です。
土がついているように見えますが、火事で焼けたからだそうです。
使えなくなった器を穴蔵に捨てたそうです。
青い絵付けは中国では、青花というそうです。
「京都市考古資料館」は、京都市内の発掘調査により発見された各時代の貴重な考古資料を広く展示公開するために、昭和54年11月に開館したそうです。
展示は、各時代を代表する遺跡写真パネルと当時の生活の様子を語る出土品を組み合わせて、土の中の京都の歴史を深く理解できるようにしてあるそうです。
常設展も焼き物好きには必見です
2階は常設展になっています。
「平安時代の土器変遷コーナー」には、緑釉陶器(りょくゆうとうき)、灰釉陶器(かいゆうとうき)、須恵器(すえき)、土師器(はじき)、黒色土器(こくしょくどき)などが展示されています。
昔、焼き物の講座を受けたことがありましたが、須恵器や土師器という名前と写真だけではしっくりときませんでした。
今回、こちらで本物を間近で見ることができて良かったです。
1階展示室
羅生門
速報展示コーナー
情報コーナー
写真展示コーナー
特別展示コーナー
2階展示室
平安時代の土器変遷コーナー
テーマ展示コーナー
縄文住居跡コーナー
国際都市・京都コーナー
オープン展示コーナー
時代別展示コーナー
京都市考古資料館
京都市上京区今出川通大宮東入元伊佐町266-1
電話番号 075-432-3245
FAX 075-431-3307
観覧料 無料
開館時間 9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(月曜日が祝日または振替休日の場合は翌日)
年末年始 12月28日~1月3日