松栄堂のお香ができるまでを見学しよう

松栄堂の香房でお香の製造工程が見学できます

宝永2(1705)年創業のお香の老舗、松栄堂さんでは香房(工房ではなく、「お香」の香房です)で、お線香の製造工程を見学することができます。


京都本店の2階が香房になっており、ここは京都市内で唯一の工場(香房)だそうです。
ここで作られているのは高級品のみ。
今でも職人さんたちが丹精込めて手作りで作っておられます。

ちなみに長岡京市にある工場でも見学ができます。

まず、はじめに松栄堂さんで作られている色々なお香を見せていいただき、お香の原料などについて教えていただきます。

お菓子のお干菓子のように可愛らしいお香もありました!
印香というそうで、火をつけずに温めるそうです。

お香の原料は、天然由来のものが中心で白檀・沈香や、桂皮・丁子・竜脳などを実際に見て触れることができます。

とっても高価な伽羅の香木に実際に触れることができます。
香木の種類によって、香りだけでなく重さが全く違うことが実感できて、とても勉強になりました。

その後、香房でお香作りを見学します。
香房に入ると、お香の香りがただよいます。
お香の製法は昔ながらのままです。

実際にお香ができるまでを見学しましょう

 

まずは混練機でお香の材料を混ぜます。
その後、色づけをします。
天候などによって、職人さんが微調整をされているそうです。

 

 

 

 

練られたお香の原料を押し出し機で押し出します。
まるでパスタマシンのように細長いお香がでてきます。
触らせていただくと、思っているよりも水分が多かったです。

 

 

 

 

 

 

 

盆板(ぼんいた)にお香を取り揃えると次の工程へ。
盆板5枚分ほどを、竹べらで上手に移動させまっすぐに整えます。
そして端をきれいに切り揃えます。
それをダンボールの上に移動させます。
乾燥すると少し縮で隙間ができます。
お香が歪まずまっすぐになるように何回か隙間を埋める作業をします。

 

 

その後、乾燥室で数日乾燥させます。


お香が乾燥したら包装です。
こちらも職人さんの手作業です。
私たちでは気づかないような、ちょっと曲がったものなどを省きます。
この工程でも、竹べらが使われていますが、これは職人さんのオリジナル手作りだそうです。
最初に竹を渡され、ご自身の手に馴染むように作られるそうです。


香房を見学した後は、香木の加工工程です。
こちらでは、原木をタガネで切り分けてランク別にされていました。
同じ原木でも部位によって香りが異なるそうです。

 

香房見学終了後には、お香のおみやげまでいただきました。

1階の店舗ではお香を試させていただけます。
実際に火をつけると香りも異なるので、ぜひお店でお買い求めを!

松栄堂京都本店
京都市中京区烏丸通二条上ル東側
営業時間    9:00~19:00
(土曜日18:00まで/日祝日17:00まで)
定休日     年中無休

香房見学を申込むにはどうすればいいの?

松栄堂京都本店 香房見学申込方法です。

見学実施日   平日
見学可能時間 午前:10:00~/午後:13:30~
定休日      土・日・祝祭日ほか
見学人数     1名~10名(※団体の場合は要相談)
所要時間    約40分
申込方法    電話にて事前申し込み
申込受付    平日 9:00~17:00
見学連絡先   075-212-5591

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