1割お得なトラフィカ京カードのお得な使い方

京都で公共交通機関をお得に利用するには?

みなさんは「トラフィカ京カード」ってご存知ですか?
京都の市バス・地下鉄共通の磁気カード乗車券で、購入した時点で1割分お得になっています。
ただし、京都市交通局のカードなのでバスは市バスのみしか利用できません。
バスの回数券で乗れるバスや一日乗車券で乗れる京都バスも利用できません。
※2019(平成31)年3月16日から京都バスで使用できるようになりました!

ちなみに、一日でバスのみを3回以上乗るならバスの一日乗券がお得です。
地下鉄も同様で、一日3回以上乗るなら地下鉄の一日乗車券がお得です。

「トラフィカ京カード」はどんな時に使うとお得?

では、「トラフィカ京カード」はどういった時に使えばいいでしょう。

まずは、時々しか地下鉄に乗らない場合です。
地下鉄の回数券もありますが、バスよりも料金設定が細かいので定期的に同じ金額の区間を乗らないとチケットが余ってしまい、かえって損になります。
私も、昔使いきれずに残ってしまったことがあります。
地下鉄の駅員さんにも、「トラフィカ京カードの方がお得だよ」って言われたことがあります。

地下鉄の回数券は期限がありますが、トラフィカ京カードは期限がないので、とりあえず1枚持っておけば、地下鉄に乗る時に券売機でチケットを買う必要もないので便利です。
2019(平成31)年3月16日より市バスや地下鉄の乗継の割引率が上がりました!

次に、市バスと地下鉄を乗り継ぐ場合です。

同じ日に市バスと地下鉄に乗る場合、大人は120円、小児は60円が割引されます。

例えば、230円区間の市バスに乗車し、乗継停留所で降車し、地下鉄に乗り換えた(1区運賃)場合、2乗車目の地下鉄運賃が割り引かれます。
2019年10月から消費税が10%に上がると、地下鉄の運賃も一部値上げされます。

大人の場合だと
市バスの運賃は230円のまま。
地下鉄の運賃が210円-120円=90円となります。

地下鉄に先に乗車し、市バスが後でも同じ原理です。
ただし、バスの場合は、回数券という手もあります。

乗継の割引を利用した場合は
230円-120円=110円
これ以下の金額なら回数券の方がお得ということですよね。

令和元(2019)年の消費税増税に伴い、バス料金は据え置きですがバスの回数券の料金が値上げされました。
普通のバスの回数券の場合は一番お得な5000円のものが230円券が25枚から24枚に減りました。
5000円÷25枚=200円 → 5000円÷24枚=208.333円
トラフィカカードが1割お得なので、市バスに一度乗るだけならトラフィカカードのほうがお得です。

昼間割引回数券は、2000円で230円券が12枚が驚きの値上げ率!2300円に!
2000円÷12枚=166.6667円 → 2300円÷12枚191.6666円
なので昼間割引回数券を使う方が、ちょっぴりお得ですね。

 

最後は、市バスと市バスを乗り継ぐ場合です。

1回目の降車から2回目の降車が90分以内の場合、大人は120円、小児は60円が割引されます。

例えば、230円区間の市バスを乗継、1乗車目のバスを降りてから2乗車目のバスを降りるまでの間が90分以内の場合、2乗車目の運賃が割り引かれます。

大人の場合だと
230円+230円=460円
460円-120円=340円
それに、もともと1割お得です。
単純に1割引くと、340円-34円=306円です。
(単純に1割引いていいのか、よくわかりませんが…)

平日の昼間の場合は微妙です。
市バスの昼間割引回数券が2000円で230円券が12枚です。

2000円÷230円=166.6667円
ということは、平日の10時から16時の降車なら乗り継ぐ時間が90分以上でも…
167円+167円=334円
となります。

普通のバスの回数券の場合はどうでしょう。
一番お得な5000円のものが230円券が24枚です。
5000円÷230円=208.333円
208.333円+208.333円=416.666円

乗り降りの時間帯や道路の混み具合も考えつつ、お得な方法をチョイスしてください。

「トラフィカ京カード」は2種類です。
3000円カードは3300円分、1000円カードは1100円分です。

「トラフィカ京カード」を使う時に気をつけることは?

最後に注意点です。

地下鉄線から近鉄線、京阪線へ乗り越しした場合は、利用できません。
(乗継割引も適用されません)

なので、券売機で地下鉄と私鉄線の乗継の駅まで分を購入して、その後、精算機で精算するとお得です。
昔、何も考えずにトラフィカ京カードで地下鉄から近鉄に乗り継いだら、精算機で精算できずに困りました。
窓口で確認したら、「全額分を支払ってから、地下鉄の駅で取り消しの手続きをしてください。」と言われました。
結構、手間ですよね。



あと、もうひとつ注意点です。
地下鉄には近鉄線が乗り上げているので、時々近鉄の列車が入ってきます。
地下鉄にも近鉄にも「京都」という駅がありますが、違う駅です。
なので、奈良方面から京都に向かう列車に乗っていて、地下鉄の京都駅で降りようと思ったら「竹田駅」で地下鉄線に乗り換えないと、近鉄の「京都駅」に行ってしまいます。
料金も違うので、要注意です。
ややこしいですよねぇ…

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