ミシュランの「ビブグルマン」として掲載されていて、行列のできる「手打ち蕎麦 かね井」
こちらは、「船岡温泉」のすぐ近くにあり、京都でいうとかなり北の鞍馬口通沿いにあります。
観光地から少し離れていますが、観光客の方たちでいつも行列ができているそうです。
並ぶのが大嫌いな京都人としては、気にはなるものの足が遠のいてしまうお店です。
コロナの影響で自粛されていましたが、4名以内なら入店OKとなったので、「今なら空いてるかも!」ということで行ってきました。
京都で美味しいお蕎麦をいただくのは難しい…かも
京都の人はあまり「お蕎麦」をいただきません。
どちらかといえば「おうどん」好きな京都人。
私も子供の頃はお蕎麦が嫌いで「年越し蕎麦」を「年越しうどん」にしていました。
今も、どちらかと言えばというか「うどん」が好きです。
というのは…京都にはあまりお蕎麦屋さんがありません。
美味しいお蕎麦屋さんとなると、もっと少ないかも…
お蕎麦で有名なのは「本家尾張屋」です。
こちらは1465年創業の老舗です。
元々は、お菓子屋さんなので「そば餅」や「蕎麦ぼうる」なども販売されています。
よくよく考えると…蕎麦って「お菓子」としての方がよく見かけるかも…
「かね井」の石臼で挽いたお蕎麦はひと味違います
12時少し前にお店に行くと、入口は全開されていてオープンな感じです。
店内も、テーブル1つに1名のお客さんが2名だけ。
並ぶことなく、すぐに入れました。
席につくと、「そば茶」と「揚げ蕎麦」がきます。
こちらはお酒も色々あるので、昼からお酒!とも思ってしまいます…が、今回はお蕎麦を味わうのが目的です。
お店の方にオススメを伺うと「ざるそば」ということでした。
冷たいほうが、お蕎麦の味を味わえるということで「ざるそば」と「荒挽きそば」を頼みました。
まず「ざるそば」がきました。
本わさびと鮫皮のわさび卸が一緒にくるので、自身で卸してお蕎麦につけていただきます。
驚きの細さ!!でも、しっかりとした歯ごたえです。
「荒挽きそば」は、「ざるそば」よりは太めです。
こちらは、一緒に来る「お塩」をお箸の先につけていただくそうです。
最後に「蕎麦湯」がきます。
あまりお蕎麦を頂いたことがないので、どれくらい「蕎麦湯」を入れていいのか?
こちらのお店は、1999年12月に民家を改造してオープンしたらしいです。
天井などを見ていると、昔は機織りがあったのでは…と思うような造りになっています。
お手洗いには絹糸が飾られ、天井は機で使う「ジャガード紙」っていんですかね…が貼られていました。
西陣の外れにあるから、昔は機織りをされていたのかも…と思いました。
その後も、地元の方たちが少しお見えになりましたが、とっても静かで穏やかな時が流れていきます。
風が心地よくって、美味しいお蕎麦と素敵な雰囲気で幸せな気分になれました。
手打ち蕎麦 かね井
京都市北区鞍馬口通智恵光院南東角紫野東藤ノ森町11-1
電話番号 075-441-8283
営業時間 11:30~14:30、17:00~19:00
定休日 月曜日