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「膳處漢(ぜぜかん)ぽっちり」って?
2003年にオープンした「膳處漢ぽっちり」
外観を見ても何のお店かわかりませんが、中華料理です。
「膳處漢」のある室町通りはもともと繊維問屋のある通りです。
こちらの建物も、もともとは呉服屋さんを営んでおられたところで、昭和10年に建てられたそうです。
オープンすぐに(ってめっちゃ昔ですが…)気になってランチに行きました。
その時、コースをいただいたのですが、結構お高いお値段でしたが、お腹いっぱいでデザートがすごく美味しかったのが印象的でした。
雰囲気も、和洋折衷な感じとお庭があって「いかにも京都」という感じでした。
その後は、京都出身ではない人が来た時に行くことが多いです。
夜はちょっとお高いので、いっつもランチですが…
以前は、平日ランチだと1000円以下のものがあったのですが…
今は一番お安いのは、担々麺などの麺類で1000円(税抜)です。
担々麺は、黒ごま、白ごま、紅などがあり、辛いもの好きなので全制覇しました(笑)
夏場には、特別メニューもあったような…
以前は、担々麺を頼むとご飯がついていましたが…最近はついていなかったような…
かわりに小さい豚饅がついてるようです。
ここは祇園祭の宵山に販売される「しみだれ豚饅」が人気ですね。
「膳處漢」の名前の由来とは
その昔、大津にあった都の御厨所が「陪處(おものの)の所」と呼ばれ、それがいつしか膳所(ぜぜ)という地名になったことに由来するそうです。
京都と北京の佇まいがよく似ていて、中国宮廷料理の流れをくむ北京の台所に見立てて「膳處漢」と名付けられたそうです。
「膳處漢」の料理とは
一口に中国料理と言っても、北京、上海、広東、四川など地方ごとにさまざまな料理があります。
そうした中で、清朝の都「北京」には山東料理をはじめとした全国各地の料理人が集まり洗練された北京の宮廷料理が生まれたそうです。
「膳處漢」では、すっぽん、フカヒレなど上質な素材を用いた料理を中心に、中国料理の頂点である北京料理を、古都京都の町家づくりの風格ある空間の中で提供されるというのが、支配人さんのおことばです。
北京料理は宮廷料理の流れと周辺の地域から召喚された厨子によって持ち込まれた各地の優れた料理とが融合され発展してきた、世界の料理の中でも最も洗練された料理の一つだそうです。
こちらでは、北京料理の伝統的な技法により、京都の様々な食材をおりまぜて調理しておられます。
客席はどうなってるの?
1階、2階を合わせると大小17の部屋があります。
各部屋をホールや個室として当時の面影を残しつつ客席として使用されています。
エントランスをくぐり、洋館をすすむと庭があり日本家屋になっています。
一番奥にある蔵は「BARぽっちり」です。
ちなみに「ぽっちり」とは、舞妓さんの帯留めのことです。
1階はエントランスホール、ホール、客室があり、渡り廊下を渡って離れの一階は個室になっています。
2階はパーティールームと個室、離れの二階は個室です。
お店を予約できるの?
お店の予約ですが、もちろんできます。
昔は、前日に予約すると何故かお金がかかることがありましたが…といっても百円とかでしたが。
ただし、ランチで個室を予約する場合はコース料理を頼む必要があります。
コースは3800円の「膳處漢膳」からです。
予約するコース料理ですが、全員同じものをオーダーしてくださいとのことです。
混んでいる週末などに個室でなく普通に予約をすると、1時間半ほどで出ないといけないので、ゆっくりしたければコース料理を頼む必要があります。
ランチに個室を予約すると、15時までゆっくりできます。
予約ですが、2名から40名までの個室があります。
2~4名のお座敷タイプも一室あります。
ちなみに、仕出弁当も10個から頼めます。ただし3日前までに予約してくださいとのことです。
膳處漢ぽっちり
京都市中京区錦小路通室町西入ル天神山町283-2
電話番号 075-257-5766
FAX 075-257-5766
営業時間 11:30~15:00(L.O.14:00)
17:00~22:30(L.O.21:30)
ぽっちり17:00~24:00(L.O