三十三間堂の「春桃会(もものほうえ)」で春の到来を楽しむ

毎年3月3日に開催される三十三間堂の「春桃会(もものほうえ)」
三十三間堂の名前にちなんで「三」の重なる3月3日の桃の節句に行われる法会です。
今年は令和3年3月3日で「三」が3つも重なる!!
と思って3月3日に行きましたが、コロナの影響で3月25日に行われました。

「春桃会(もものほうえ)」って何があるの?

「春桃会(もものほうえ)」って読めないですよね…
3月3日は「桃の節句」、春を告げる桃の花を愛でながらの法会ですね。
今年は25日ということで桜が綺麗でした。
今年はコロナ禍ということで、何事も例年通りにはいきませんね。

令和3(2021)年の行事は以下の通りでした。
開堂9:00、閉堂16:00(入場は15:30まで)
ちなみに、この日は入場無料です!

献華法要 10:00~10:30
華道池坊の次期家元による献華と法要
場所:堂中央

堂狂言 13:00~
茂山千五郎家による奉納狂言
場所:堂前庭

池坊華展 終日
池坊社中による献華作品の展示
場所:堂外陣

庭園鑑賞 9:45~終日
庭園観堂東庭園完成披露
場所:東庭園

東風壇参拝 終日
特設の高壇から千手観音像を遙拝
場所:堂外陣

特製「御守」授与
当日限りの女性専用お守り「桃のお守り」の授与
場所:授与所

「茂山千五郎家」の狂言を観る

三十三間堂に着いたのが13時ちょっと前でした。
「今からお堂の前で狂言が始まりますよ」と教えて頂いたので行ってみました。
午前中は雨模様でしたが、この頃には雨もやんでいました。
椅子はもういっぱいで、立っておられる方がチラホラ…

今日の演目は「蝸牛(かぎゅう)」と「神鳴(かみなり)」の2つです。
「蝸牛(かたつむり)」と「神鳴(しんめい)」のほうがしっくりするが…
最初に、約20分ほど演目の説明がありました。
「狂言ってわからないかも…」と思われる方でも、内容がわかるので観やすかったのではと思います。

「春桃会」限定のお守りとおみくじ

毎年、この日のみ販売される「桃のお守り」(1体500円)はこの日限定、数量限定の女性専用のお守りです。
今年は、3月3日と25日に授与されました。

「桃のおみくじ」というのもあり、千代紙の中に桃の鈴が入ったおみくじ(500円)です。
いろんな色の千代紙のおみくじがあります。
鈴がとっても可愛いので買ってみました。

三角錐のような千代紙に紙の紐がついています。
どうやってあけるのかなぁ…と思ったら紐を引っ張るそうです。
思ってるより力いっぱい引っ張らないと、紐がはずれません。


小さくて可愛い桃の鈴が入っています。
小さい字で「三十三間堂」と書かれています。
「あれっ?おみくじは…」と思ったら、折られた千代紙を開くと中に文字が…

「春桃会」で一番良かったのは…

私が今回、一番感動したのは「東風壇参拝」です。
「何のことだろう?」と思っていたんですが、普段下から見上げている千手観音像を特設された高壇から見れるんです。
お堂の出口付近の左側に階段が作られていて、そこに登って横から千手観音像を観ることができます。
堂内は撮影禁止なので写真はありませんが、圧巻でした!!
ぜひ、一度行って観てみてください。

三十三間堂で行われる「楊枝(やなぎ)のお加持(かじ)」と「大的(おおまと)大会」の日は境内が無料開放されます

関連記事一覧

about me

PAGE TOP