とってもレアな京都のお祭り「薬まつり」

毎年11月に開催される「薬まつり」ってご存知ですか?

多分、京都の人でもほとんど知らないと思います。

二条通沿いに「薬祖神祠(やくそじんし)」という神社があります。

私はよく自転車で通りかかるのですが、通り沿いに鳥居があってガラス張りになっていて中には入れません。

薬関係の神社なんだろうな…ぐらいに思っていました。

「薬祖神祠」は二条通の両替町と室町の間にあります。

両替町通は御池より南にはない通りで耳慣れないかもしれませんが、「京の通り名」には出てくる通りです。

 

こちらの「薬祖神祠」は普段、非公開なんですが、「薬まつり」の時だけ公開されるそうです。

 

「二条通」は昔から薬屋さんがたくさんあり、現在でもちょこちょこと薬屋さんがあります。

その薬屋さんたちが祀っていたのが「薬祖神祠」です。

「薬祖神祠」とは…

1858(安政5)年、創建の「薬祖神祠(やくそじんし)」は、薬業関係の方たちが祀ったものだそうです。

1906(明治39)年に、現在の場所に移転されたそうです。

祭神は、大巳貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)、神農(しんのう)、ヒポクラテスです。

ヒポクラテス!?って思ってしまいますね…

ちなみに「新農」は、中国の伝承に登場する三皇五帝の一人で、医薬と農業の神様とされています。

薬草を探すため、様々な草を食べて、毒などに当たったらお茶の葉を食べたことから、お茶の神様ともいわれています。

薬祖神祠の「薬まつり」行けたらラッキー!!かも

11月の第一金曜日に開催される「薬祖神祠」の「薬まつり」ですが、めっちゃ行きづらいです…

というのも13:30~16:00のみと時間がとっても短いです。

 

一度行こうと思って、仕事のお昼休みに行ったんですが、13:00だとまだでした…

それで、帰りにも寄ってみたんですが、既に片付けはじめていました…

本当に近くの薬屋さんだけのものなんだなぁ…と思いました。

 

ちなみに、令和2(2020)の「薬まつり」は開催されなかったっぽいです。

というのも、普段は近所に貼り出されているポスターもなく…

当日の午前中に通ってみましたが、何もされていないようでした。

コロナ渦なので仕方ないですが、「薬まつり」だけに行きたかったです…

来年に期待しましょう!

薬祖神祠
京都市中京区二条通両替町西入ル北側東玉屋町

 

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