三十三間堂で行われる「楊枝(やなぎ)のお加持(かじ)」と「大的(おおまと)大会」の日は境内が無料開放されます

三十三間堂に無料で入れる日があるってホント?

「千手観音立像」で有名な「三十三間堂」ですが、以前は「成人の日」の1月15日に境内が無料開放されていました。

「成人の日」が、1月の第二月曜日のハッピー・マンデー的になってからは、1月15日に近い日曜日になりました。

ちょっとわかりづらくなりましたね…

この日、お堂の西庭では「通し矢」にちなんだ新成人による「大的大会」が開催されます。

振袖に袴姿の新成人が弓を射る姿は有名ですね。

「通し矢」を見に行こう!

参加者は、新成人男女(全日本弓道連盟会員で初段以上の者)と称号者(錬士・教士・範士の称号者)です。

的までの距離は60mで、的径は、成人男女が100cm、称号者が79cmです。

決勝では、成人男女が79cm、称号者が50cmになるそうです。

いつも本堂をお参りするだけでしたが、今年はじめて「大的大会」に行ってみました。

この「大的大会」ですが、ものすごく混んでいます。

射手が見れるところまで移動するのも大変で、かなり早くから行かないと見れないと思います。

みなさんのお目当ては新成人女子の振袖・袴姿だと思いますが、その前に新成人男子があります。

ご家族や知り合いのかたも多く来られていますが、列が全然動かないので見れないとおっしゃっていました。

参加される方々が移動するのも大変なほどの混みようです…

なんとか的が見れるところまで行けましたが、弓矢を放つ音が聞こえるだけでした。

「柳枝のお加持」で無病息災・厄除開運を!

この日は、「柳枝のお加持」があります。

三十三間堂は、今からおよそ850年前、後白河法皇が観音様への篤い信仰により発願建立されたそうです。

「柳枝のお加持」は、後白河法皇の頭痛平癒にあやかる三十三間堂最重の行事だそうです。

「柳枝のお加持」は、本尊の御宝前において7日間祈りをこらした浄水を、「人の熱病を除く」とされる霊木・楊枝(やなぎ)の小枝をもって参拝者にそそいで無病息災・厄除開運のご利益を授ける修法だそうです。

2021年はコロナ禍ということもあり、屋外で行われていました。

 

浄水を柳枝の小枝でかけていただくと頭痛封じになるといわれています。

吉運を開くともいわれています。

 




「柳枝のお加持」特別祈願ですが、当日(毎年1月15日に近い日曜日)限定になります。

即日ご祈願申込書があるので、受付のあるお堂の入口で祈願料(3000円)をお収めるします。

縁起物(福柳と福袋)がいただけます。

本堂には、中尊をはじめ、平成30年に国宝指定された千手観音立像、風神・雷神・二十八部衆像があります。

千手観音立像が整列しているのは圧巻です。

この観音様ですが、自分に似ている観音様がおられるというのでぜひ探してみてください。

本堂内は写真撮影は禁止なので、パンフレットを撮りました。

桃の節句の「春桃会」も三十三間堂が無料公開されます!

 

3月3日の「桃の節句」は「春桃会(もものほう)」です。

この日も、三十三間堂が無料公開されますので、よかったらおでかけください。

三十三間堂の「春桃会(もものほうえ)」で春の到来を楽しむ

「大的大会」
8:45 新成人男子
10:40 新成人女子
12:55 称号者
13:35 決勝
「楊枝のお加持」
9:00~15:30

来年、2022年は1月16日(日)に開催されます。

蓮華王院 三十三間堂
京都市東山区三十三間堂廻町657
電話番号 075-561-0467
URL   www.sanjusangendo.jp

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