大晦日の「おけら参り」は八坂神社だけでなく、北野天満宮でも行われています

京都の大晦日といえば「白朮詣り(おけらまいり)」ですね

白朮詣り(おけらまいり)といえば、大晦日(おおみそか)の八坂神社の代名詞ともいえますよね。

白朮火(おけらび)が消えないように縄をクルクル回しながら家まで歩いて帰ったことがあります。

もうかまどで火をつけたりしないので、ガズに火をつける時にしるしだけ白朮火でつけました。

白朮(おけら)は薬草で、健胃剤として知られ、お正月のお屠蘇(とそ)にも入っています。

若葉は食用にして、お餅に入れると邪気を祓うといわれています。

また、乾燥させて燻(くす)べると除湿作用で疫病を防ぐといわれています。

それほどの威力があるからこそ、疫病を鎮める神威を持った八坂の神様と結びついたそうです。

白朮火は、鑽火式(さんかしき)の火鑽杵(ひきりぎね)できりだした浄火を、桧の削り掛けと共に神前に供えておき、大晦日に白朮灯籠に移し「白朮火」とします。それを吉兆縄でいただいて帰り、お正月の火種とします。

若水で福茶をた点て、お雑煮を炊くと無病息災と招福がかなうといいます。

北野天満宮でも「おけら参り」があります

八坂神社が有名ですが、北野天満宮でも「天満宮のおけら詣り」が古くからあり、鑽火祭で浄火をきりだした篝火(かがりび)が燃え、火縄をかざす人たちで賑わいます。

天神さんこと北野天満宮では、新年を清々しく迎えるため「大祓(おおはらえ)」や「除夜祭」など様々な行事とともに「鑽火祭」がとりおこなわれます。

「鑽火祭」でおけら火を切り出します

天神さんの「鑽火祭」に行ってきました。

雷電・火縄・五穀の守護である摂社「火之御子社(ひのみこしゃ)」で斎行される「鑽火祭」は、火打石を使って新しい火をきり出します。

この浄火を移した火縄が授与され、この火を元旦の食事の料理に使うと、一年が無病息災で過ごせると伝えられます。

この火縄の授与ですが、「鑽火祭」の時間にはまだいただけませんので、もっと夜がふけてからですね。

ちなみに500円です。

19:30からということで、参道は出店がでていましたが人はまだまばらでした。

見学に来られている方もとても少なく粛々と執り行われています。

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北野天満宮の鑽火祭(きりびさい)
12月31日      19:30

2020年はコロナの影響で例年とは違うかもしれません。

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