現役最古の官公庁舎でレトロな秋「観芸祭」

京都府庁の秋恒例「観芸祭」

重要文化財の京都府町旧本館で毎年秋に行われる「観芸祭」

10月から11月にかけての、約2週間、京都府庁旧本館で展示・体験があります。

土日には、正庁と旧議場でステージもあります。

桜のシーズンの観桜祭やマルシェなど、京都府庁は府民にオープンにされていますね。

 

「京都デザイン賞」

芸術の秋にちなんで…かな西陣友禅の体験教室があります

「伝統産業(西陣・友禅)体験教室」

秋だけど「祇園ばやし」を聞けます

「平成女鉾清音会(祇園囃子)」

人間国宝による「筑前琵琶演奏会」

「人間国宝 奥村旭翠一門会 筑前琵琶演奏会(明治維新)」

 

恒例の「野外彫刻展」は開催期間中ずっと見れます!

「野外彫刻展」

 

重要文化財 京都府庁ってどんなとこ?

旧本館

明治37(1904)年12月20日竣工のレンガ造りの建物です。

昭和46(1971)年まで京都府庁の本館として使用されていました。

現在は執務室や会議室として使用されています。

創建当時の姿をとどめる現役の官公庁建物としては日本最古のものです。

平成16(2004)年に国の重要文化財に指定されました。

ルネサンス様式に属する建物の外観は、正面の一段高くなった屋根を中心に左右両翼に対称に張り出した形となっており、西洋近代の大邸宅を彷彿とさせるものがあります。

建物内部には、和風の優れた技術が巧みに取り入れられており、内部意匠は建築よりも、むしろ工芸品といった趣です。

 

旧知事室

2階の南東角に位置し、東側の窓から比叡山を望む抜群のロケーションです。

67年間「明治38(1905)年から昭和46(1971)年」にわたり24人の知事が使用しました。

旧知事室をはじめ旧食堂、旧応接室、旧貴賓応接室の4室には、暖炉が据え付けられており、それぞれ凝った装飾が施されています。

特に旧知事室の暖炉は大理石にタイルを組み合わせたもので、上部に大きな鏡が取り付けられており、重厚な廻り縁、格天井(ごうてんじょう)の構成など、他の部屋よりも一層手の込んだ造りとなっています。

 

正庁

旧本館のシンボルとなる部屋で、和風建築の中でも格式の高い折上小組格天井で仕上げられた広がりのある室内からは、欅(けやき)並木の美しい釜座通を見通すことができます。

今日まで数多くの公式行事や式典などが行われてきたほか、府庁内に内務省の臨時事務所が置かれた大正天皇の即位の礼(大正4年11月)および昭和天皇の即位の礼(昭和3年11月)の際には、閣議が正庁で開催されました。

人類初の有人宇宙飛行を成功させたガガーリンは、昭和37年の来日時に府庁を訪れ、バルコニーから府民の歓迎に応えたそうです。

 

旧議場

議事堂を庁舎と一体化させるという設計により旧本館の北側に突き出す形に位置し、明治38(1905)年から昭和44(1969)年まで府議会の議場として使用された後、平成25年3月まで府政情報センターとして活用されました。

旧本館竣工110周年(平成26年12月)を迎えるにあたり整備を行い、平成28年3月に明治期当初の姿に修復されました。

内部は吹き抜け空間で、アーチ型の曲線や蛇腹型の装飾をした漆喰壁など、壁面にヘカをもたらせたデザインが特徴です。

南側を正面として1階に議長席、理事長席、これと対面して60の議員席が半円形になって階段状に配置され、2階は傍聴席となっています。

 

これらの説明は、府庁でいただいたパンフからの情報です。

ちなみに、府庁の旧本館は普段から見学できます。

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京都府庁旧本館の見学について
公開日時 火曜日~金曜日、および第1・3・5週の土曜日の10:00~17:00
ただし、公開日は変更となる場合があります。
見学費用 無料
予約は不要ですが、10名以上で見学される場合は、なるべく事前に連絡をしてくださいとのことです。
問合せ先:京都府庁旧本館案内所 電話番号:075-414-5432

 

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